美容コラム
-
美容&スキンケア情報「肝斑とレーザー」
2018.9.5
今日は、肝斑とレーザーについて説明いたします。 はじめにお伝えすべき重要なことは、肝斑においてシミ取りの通常のレーザーは禁忌ということです。 唯一可能な照射系施術はレーザートーニングという手法です。 通常のしみ取りレーザーやフォトフェイシャル(光治療)はやってはいけないのか? これらの治療は、肝斑にとっ…
-
美容&スキンケア情報「注目の美容成分 『プラセンタと誤解されている「マリンプラセンタエキス」』」
2018.9.5
今日は、注目の美容成分 『プラセンタと誤解されている「マリンプラセンタエキス」』について記載いたします。 プラセンタとは 化粧品原料のマリンプラセンタエキスは、天然国産の鮭卵巣膜から独自の製法により抽出・精製したものです。 株式会社日本バリアフリーから販売されています。 プラセンタというのは胎盤のことです。 &nbs…
-
美容&スキンケア情報「肝斑とトラネキサム酸」
2018.9.4
今日は、肝斑とトラネキサム酸について記載いたします。 肝斑は難治性のしみの一つで、我々皮膚科医でもその診断、治療に苦慮することがあります。 肝斑の治療として昔からあるのがビタミンCとトラネキサム酸(トランサミン)の内服です。 肝斑に有効性があると気づかれたのは、1970年代、慢性蕁麻疹に抗ヒスタミン薬…
-
美容&スキンケア情報「注目の美容成分 『脂質代謝促進効果のある「L-カルニチン」②』」
2018.9.4
注目の美容成分 『脂質代謝促進効果のある「L-カルニチン」②』 本日は、前回からの続きで、注目の美容成分 『脂質代謝促進効果のある「L-カルニチン」②』について記載いたします。 L-カルニチンが減少することで、肌荒れの原因になるというところまで記載いたしました。 L-カルニチンは、加齢とともに筋肉中のカルニチンは加齢に伴い減少することが示されていますが、 皮膚中のL-カルニチンも減少することが報…
-
脂質代謝促進効果のある「L-カルニチン」①
2018.9.4
今日は、注目の美容成分、脂質代謝促進効果のある「L-カルニチン」について記載いたします。 L-カルニチンは脂質の代謝に必要な物質で、体内でも主に肝臓、腎臓においてタンパク結合性のアミノ酸のリシンにメチオニンがメチル基を供与する反応を経由し、数段階の反応過程を経て生合成されます。 この際にビタミンC、鉄、ビタミンB6、ナイアシンが必要とされます。 …
-
美容&スキンケア情報「ヒトプラセンタについて ①」
2018.9.3
ヒトプラセンタについて ① 今日は、ヒトプラセンタについて①を記載します。 プラセンタ、古くは西洋のヒポクラテスが治療に使用、 美容においてはクレオパトラやマリーアントワネットが愛用していたというのは有名な話です。 現代においてもそれは変わらず、市販品でも馬、羊など動物性のものから植物性プラセンタというものもみうけられます。 そもそもプラセンタ=胎盤ですが、なぜ美容に根付いたか、 どのような効…
-
【注目の美容成分 】食べても塗っても効果が期待できるオリゴ糖「ラフィノース」
2018.9.3
今日は、注目の美容成分 『食べても塗っても効果が期待できるオリゴ糖「ラフィノース」について記載いたします。 単糖・多糖とは? ブドウ糖や果糖は、それぞれ1個の糖からできている単糖、でん粉やセルロースは多数の単糖からできている多糖と呼ばれます。 オリゴ糖のオリゴは少ないという意味の接頭語で、オリゴ糖は数個の単糖が結合したものです。 …
-
美容&スキンケア情報「EGF【上皮成長因子】とは」
2018.8.31
今日は、EGF【上皮成長因子】について記載いたします。 EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)は、アメリカのコーエン博士が1962年に発見したタンパク質で数多くある成長因子の一つです。 もともと生物に備わっている53個のアミノ酸から形成されるタンパク質で、上皮(表皮)細胞の細胞膜にある受容体に結合し、細胞の成長促進…
-
『高い保湿効果が期待できる「コンドロイチン硫酸」②』」
2018.8.30
今日は、前回の続きである注目の美容成分 『高い保湿効果が期待できる「コンドロイチン硫酸」②』について記載します。 前回は、コンドロイチン硫酸の構造の変化について、プロテオグリカンの種類、動物種、組織、発生段階等によって異なるところまで記載いたしました。 上記の内容から例えば、哺乳類の皮膚にはデコリンと呼ばれるプロテオグリカンにデルマタン硫酸が豊富…
-
『高い保湿効果が期待できる「コンドロイチン硫酸」①』
2018.8.30
注目の美容成分『高い保湿効果が期待できる「コンドロイチン硫酸」①』 今日は、注目の美容成分 『高い保湿効果が期待できる「コンドロイチン硫酸」について記載いたします。 コンドロイチン硫酸(chondroitin sulfate)は、動物体内に存在するグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種で、通常、コアタンパク質に共有結合したプロテオグリカンとして存在しています。 特に軟骨の細胞外マトリックスにプ…