美容コラム

  • 美容&スキンケア情報「皮膚アレルギーについて」

    皮膚アレルギーについて 今日は、皮膚アレルギーについて記載させていただきます。 皮膚は、免疫・アレルギー反応が起こる代表的な部位です。 一般的にアレルギーは、Coombs&GellによるⅠ~Ⅳの4分類が用いられます。 身近なものとして、Ⅰ型とⅣ型があげられます。 まずはⅠ型アレルギー。これは皮膚内の肥満細胞が主となって起こるアレルギーです。 蕁麻疹や鼻炎、重症例ではアナフィラキシー状態がありま…

  • 美容&スキンケア情報「注目の美容成分 『美白剤としての「ニコチンアミド(ビタミンB3)」』」

    今日は、注目の美容成分 『美白剤としての「ニコチンアミド(ビタミンB3)」』について記載いたします。   ニコチンアミドは、ナイアシンアミド、ビタミンB3と呼ばれることもあります。   ニコチンアミドの特徴 ビタミンB群の一種で、人体のエネルギー代謝における酸化還元反応に用いられる補酵素の原料であり、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)となり補酵…

  • 美容&スキンケア情報「ほくろとしみの大きな違い」

    ほくろとしみの大きな違い 今日は、ほくろとしみの大きな違いについて記載いたします。 「ほくろ」と「しみ」の違いがわかりますか? 多少でも膨らみがあれば、ほくろかな?となるのですが、茶色で平坦なものとなると鑑別が難しいものもあります。 ちなみにほくろは通常のしみ取りレーザーでは、色は取れることはあっても、その本体はとれません。   本体・・・!?そうです、ほくろの本体は色ではありま…

  • ローヤルゼリーを超える美容成分「燕の巣 (燕窩)」

    今日は、注目の美容成分 『ローヤルゼリーを超える美容成分「燕の巣 (燕窩)」』について記載いたします。   燕の巣(燕窩)の特徴 燕の巣(燕窩)は、古くから美容と健康に良いとされている漢方食材であり、楊貴妃は燕窩を食べることで、その美貌を維持していたのではないかといわれています。   燕窩は、東南アジア沿岸に生息するアマツバメ目アマツバメ科アナツバメ類の巣…

  • 美容&スキンケア情報「皮膚内でのヒアルロン酸」

    皮膚内でのヒアルロン酸 今日は、皮膚内でのヒアルロン酸について記載いたします。 冬などの季節になれば、乾燥がきになります。そして、『ヒアルロン酸』含有の化粧品が売れる季節でもあります。 ヒアルロン酸は『保湿』で有名な成分の一つで、生体内では皮膚、関節液、血管、血清、脳、 軟骨、臍帯などのあらゆる臓器や結合組織にあります。特に皮膚には多く存在しています。 皮膚におけるヒアルロン酸の機能は、その高…

  • 美容&スキンケア情報「注目の美容成分 『タンパク質分解酵素「EXFOCELLIA」』」

    今日は、注目の美容成分 『タンパク質分解酵素「EXFOCELLIA」について記載します。   古くから活用されてきた酵素 日本では江戸時代にウグイスの糞を用いた洗顔が行われていました。   このウグイスの糞には、タンパク質や脂肪を分解する酵素が含まれており、肌を美しく清潔に保つ効果があったと言われています。   また、パパイアの外果皮…

  • 美容&スキンケア情報「ADM知ってますか?」

    ADM知ってますか? 今日は、ADMというシミについて記載させていただきます。   ADMは真皮メラノサイトーシスという主に両頬に現れる青~灰褐色の色素斑です。 どのようなシミか気になる方は当協会顧問:濱野先生の病院HP(http://www.thetis-y.com/practice/worry/adm/)を参照してください。   ADMは左右対称性にあることも多いこ…

  • 美容&スキンケア情報「注目の美容成分 『オスモライト「エクトイン」』」

    オスモライトとは、生物において主に浸透圧を調節する化学物質のことです。   細胞外部の浸透圧ストレス(浸透圧勾配)による細胞内への水の流入あるいは細胞外への水の排出を調節して細胞容積を保持する機能があり、酵素などのタンパク質の構造や機能を安定化してタンパク質を変性から守る働きがあります。   塩生植物では塩の浸透圧ストレスに対しては、プロリン、バリン、イ…

  • 美容&スキンケア情報「光治療について」

    光治療について 今日は、光治療について記載いたします。 しみ治療と言えばレーザーです。経過がはやいのですが、絆創膏が必要であったりと不便な施術でもあります。 そして、そのレーザーよりも人気が高いのは光治療になります。 レーザーと同じ光エネルギーをマイルドに照射する方法です。 ちなみに光治療で有名なフォトフェイシャル、商標として登録している1社の製品のみ使用可能なワードです。 よって、その他のメ…

  • 高分子と低分子では役割が違う「ヒアルロン酸ナリウム」

    ヒアルロン酸は哺乳類の結合組織中に大量に分布しており、臍帯、皮膚、大動脈、腱、関節液などに多く含まれています。   1934年にMeyerらにより牛の眼の硝子体から分離、命名された代表的なグリコサミノグリカン(ムコ多糖)です。   ヒアルロン酸は、D -グルクロン酸とN-アセチルグルコサミンのニ糖単位の連結を基本とする鎖状の巨大分子であり、他のおもなグリ…