2018年8月24日2018年8月24日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

美容&スキンケア情報「皮膚・表皮層について②」

皮膚・表皮層について②

今日は、前回に引き続き皮膚・表皮層について記載いたします。

表皮層の中でもその働きについて最も重要なのが、皆さんもお悩み『乾燥』に対するものです。
乾燥肌とはいわゆる水分保持能力が下がった肌のことです。乾燥肌のケアは、水分を肌に入れてあげる事だけではありません。
その水分を肌の中に蓄えることの能力が重要なのです。
その能力は表皮構造がしっかりしていて、ターンオーバーもスムーズであることです。

外的刺激により一時的にターンオーバーが速くなるのは、日焼けなどの例で見られますが、
そのような刺激が慢性化すると正常な角質が形成されず乾燥肌へ傾いていきます。
慢性的な刺激でありがちなのが、過度の洗顔・クレンジング、そして肌にあわない（かぶれる）化粧品、またメイクをおとさず寝てしまうことです。

そして、表皮のターンオーバーは表皮基底層から始まりますので、基底層にある細胞の状態、
つまり真皮層からくる栄養が不足したり、血流代謝が悪化すると表皮細胞は構造的に崩れていまいます。

これらは主に私生活のリズム（睡眠、食事、運動、ストレス有無など）が関わってきます。
乱れた生活は乾燥肌の引き金になることを覚えておきましょう。

それをおざなりにしては、まず良い肌は作れません。
そして乾燥肌は炎症の一つで肌が劣化する要因となります。

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