2018年8月18日2018年8月18日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

美容&スキンケア情報「アトピー性皮膚炎②」

アトピー性皮膚炎②

前回のアトピー性皮膚炎について続きの内容になります。

 

今回はステロイド外用薬による治療についてです。
アレルギー性皮膚疾患であるアトピー性皮膚炎は、皮膚バリアー機能が低下し、
外的な刺激因子やストレスなど内的な因子が作用して慢性の湿疹、皮膚炎を形成するものです。

 

アレルギー性疾患なので、基本的には表に皮膚炎としてでないようなスキンケアコントロールが最重要です。
しかし、皮膚炎のコントロールがつかなく悪化した時は、やはり治療の対象となります。
一般的治療には抗アレルギー剤、抗炎症剤、ビタミン剤などの飲み薬やステロイド、免疫抑制剤配合の外用が中心となります。

 

 

 

 

このなかでもステロイドというと、世間的には拒否されるかたがいるのですが、
あくまでも炎症をコントロール、長続きさせないという意味では必要です。
ステロイドは投与方法として飲み薬、点滴、外用がありますが、飲み薬、点滴と外用剤は同等ではありません。

 

全身的な副作用はやはり全身投与となる飲み薬、点滴は現れやすいのですが、
外用剤については強いクラスのものを長期に続けたり、頻回に外用したりということがなければ副作用がでる率は低いものです。
つまり適切な強さ・量を、適切な時に使用することを心がけて、
また医師の指導の下使用すれば、副作用の心配も低くそして症状の改善も見込めるはずです。

 

 

 

記事

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

日本スキンケア協会 顧問

 

 

 

 

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

プロとして
自信を持って美肌アドバイスができるようになる!
『スキンケアアドバイザー資格』通信講座
https://skincare.or.jp/adviser/

JSA 無料メルマガ
http://goo.gl/XDoaBd

JSA instagram
https://www.instagram.com/skincarekyokai/

JSA Facebookページ
https://www.facebook.com/skincare.kyok