2021年1月29日2021年1月29日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

あごのしわ

あごのしわ

 

本日は、あごのしわについてお伝えします。

 

 

あごのしわというとなかなかイメージしづらいと思いますが、
あごがクシャっとする梅干し様のしわのことです。

 

 

これはオトガイ筋という表情筋の一端が皮膚に付着しているためにでるしわです。
黄色人種は特にあごが小さい、高さが低い人種であり、
じつはこのしわができやすい構造なのです。

 

 

あごが小さいと口が開きやすく、常にオトガイ筋を使って口を閉めるように動くためしわができるのです。

 

 

治療としてはボトックス注射が有用ですが、
それだけでなく、ヒアルロン酸注入も有効です。

 

 

つまりあごの高さ、長さを調整することでしわができにくい構造とし、
筋肉の過緊張を弱める効果があります。

 

 

あごへのヒアルロン酸注入は顔全体のバランスを整える目的があり、
また口元のたるみ解消ともなるポイントでもあるので、
一石二鳥以上になる美容方法であり、単にあごを作るだけではないということです。

 

 

記事

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
日本スキンケア協会 顧問

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