2023年7月5日2023年7月5日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア
肌をキレイにするための腸活①
腸内環境、腸内フローラ、腸活、、、
さまざな言葉が、「美容と腸」の話題で使われています。
腸は、第二の脳と言われるぐらい全身をコントロールしており、腸脳相関なんて言葉もあります。
肌もその支配下にあるというのは有名な話です。
身近なとこでは、便秘と肌荒れなんて、皆さんご存知だと思います。
消化管という臓器は、食べ物を消化・栄養を吸収し、また排泄をする臓器です。
単純に、栄養となるものがうまく吸収されなければ、
全身を構成する組織もうまく作れないというのは当然であり
そしてそれが病気や老化を進める、日常ではエネルギー不足ともなるのでしょう。
「腸内環境」で中心となるのは大腸。この中で腸内細菌が活躍
腸内に、細菌が約1000種類、100兆個も生息しています。
そして、腸内細菌の種類として、
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌、
ウェルシュ菌などの悪玉菌、
そしてどちらの仲間にもなれる日和見菌があります。
善玉菌が多くあって、
悪玉菌はない状態が良いと思われがちですが、
健康にはこれら三種類がバランスよく必要ということがわかっています。
悪玉菌も役割を持って、存在していますが、
やはり増えてしまうと腸内環境に影響を与えてしまいます。
このバランスの理想は、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7です。
バランスよく腸内細菌が働くことで、
消化できないものを他の栄養素に作り変える、
免疫細胞の活性化、腸内環境、
腸内フローラのバランスを保つなど、
良い循環がまわり始め、それが全身や肌の改善に役立ちます。
記事
濱野 英明(はまの ひであき)先生
テティス横濱美容皮膚科 院長
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
一般社団法人日本スキンケア協会 顧問
ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医
川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。
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