2023年11月30日2024年6月28日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

腸内環境と免疫

腸は、食べ物を消化吸収するだけの場所でありません。

 

実は免疫を獲得する上で大切な場所なのです。

 

食べ物と一緒に病原菌やウイルスなどが常に入り込んでくる危険性のある、体の中で最も外界と近い場所でもあります。

 

だから、腸には病原菌やウイルスなどと戦っている「免疫細胞」が集まる場所なのです。

しかも全身の7割ぐらいの免疫細胞が集まっており、備えているのです。

 

免疫細胞が病原菌やウイルスとしっかり戦うために、その訓練を小腸にある「パイエル板」で行われていることもわかっています。

 

腸内を漂う細菌やウイルス、消化してない食べ物などの「異物」と認識できるものを、わざわざ腸の壁の内部(体内)に引き入れ、パイエル板の内側に密集する大量の免疫細胞たちに学習させるのです。

 

だから大腸が主な腸内環境ですが、その一つ手前の小腸も同じように、良い環境が望まれます

 

だから食事の不摂生、便秘や下痢がある状態は、免疫力低下や一方で免疫の暴走につながることもありうるのです。

 

 

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最新の研究では、アレルギーや免疫細胞が自分の細胞を攻撃してしまう「自己免疫疾患」と呼ばれる病気について、免疫の暴走が招く病気の患者さんの腸内環境、腸内細菌を調べると異常が生じていることが明らかになっているようです。

 

安易に考えてしまう腸内環境ですが、腸内環境を見直すだけでも、アレルギーなどが改善する可能性も秘めているということです。

 

 

 

この記事を書いた人

濱野 英明先生

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

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