2022年6月2日2022年6月2日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

ビタミンCのあれこれ①

ビタミンCのあれこれ①

 

ビタミンCは世に知られている美容成分として、昔から愛用されている馴染みのある物質です。

 

皆さんも一度は、いや今も愛用していることと思います。

しかし馴染みがある故に、

その効果や特徴を忘れがちで、漫然と使用するにはもったいない物質です。

その役割をきちんと理解し、

うまく利用することを目標に、

シリーズとして何回かにわけてお話したいと思います。

 

まずは、ビタミンCとは?ということから始めます。

ビタミンCというと、皆さんが思いつくワードは何ですか?

 

おそらく美白やしみ・肝斑の改善、しわ改善、

にきび改善、コラーゲン回復、疲労回復、、、など様々でしょう。

 

これが何を意味しているかというと、

『ビタミンCはオールマイティーであり、ヒトにとって様々な場面で顔を出す必須の物質である』ということです。

 

 

 

 

しかし、ビタミンCサプリメントを始め、

なかなか効果がわからない、続かないとなって、はなれてしまうことも多くあると思います。

非常にもったいないですね。

 

ビタミンCは、ヒトにとってなくてはならない物質でありながら、体内では生成することができません。

ちなみに他の多くの動物は、一部を除いて生成することができます。

 

ヒトは進化の過程で、どうやらビタミンCをつくる能力を破棄してしまったようです。

多くの動物が体内で生成しているということは、生物にとってやはり必要なのです。

 

そして、その必要な場面は『抗酸化』と

『細胞代謝・物質生成の補酵素的役割』にあります。

ビタミンCとは何か?といったら、『抗酸化』と『細胞代謝・物質生成の補酵素的役割』・・・とすぐに答えられるようになってください。

 

この二つがいわゆるビタミンCのあらゆる効果の理解につながります。

今回はこの2つを覚えていただき、

次回からこの2つをベースとして、ビタミンCそのものの理解と、その有用性が本当にわかる内容を、少し回り道をしながらお話していきます。

 

 

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記事

濱野 英明(はまの ひであき)先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

 

 

 

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