2022年6月13日2024年2月29日お肌のトラブルケア

肌荒れに悩む方必見!抗炎症成分の種類にはどんなものがあるの?

 

⁡抗炎症成分とは

抗炎症剤(炎症を抑える)や、 肌荒れ防止成分などと呼ばれます。

 

薬理効果が期待されますが、薬ではありませんので肌が持つ自然な治癒メカニズムを助けて健康な肌へ近づける目的で使用されます。

 

 

主な抗炎症成分

① 酸化亜鉛(亜鉛華、カラミン)

無機顔料の一つで、 天然品としては紅亜鉛鉱、工業用としては金属亜鉛、または炭酸亜鉛から製造される白色の粉末です。

 

酸化鉄を微量配合した酸化亜鉛はピンク色でカラミンと呼ばれます。

 

収れん効果消炎効果があり、紫外線カット効果もあるので、ボディパウダーとして汗の吸収などにも使用される他、 ファンデーションやパウダーに多く配合されています。

 

 

 

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②グリチルリチン酸類

マメ科植物カンゾウ (甘草) の根、 または茎から抽出し精製したグリチルリチン酸、またはグリチルリチン酸のカリウム塩およびアンモニウム塩です。

 

グリチルリチン酸は誘導体も多く、様々な機能を持つ成分として研究されています。

 

消炎効果の他にも、 肌荒れ予防や、ニキビの予防悪化を防ぐ効果フケ、かゆみを抑える働き界面活性剤の働きなどがあります。

 

 

③アラントイン

牛の羊膜の分泌液から発見された成分で、水に溶ける白色の粉末です。

 

尿素から合成されたり、コンフリーなどの植物から抽出されて原料化されています。

 

消炎効果や細胞を活性化する働きがあるので、肌荒れを防ぐ目的で化粧品に配合されています。

 

また育毛作用もあるので、育毛製品にも使われています。

 

 

 

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④ヨモギエキス

キク科植物のヨモギから抽出されたエキスです。

 

成分として、シネオール、ションなどの精油、タンニン、アブシンチン、ビタミン類などを含んでいます。

 

消炎効果 収れん効果止血作用などがあり、 肌荒れ防止成分としても使用されています。

 

ニキビ肌の改善にも有効で、 洗顔料や化粧水に配合されています。

 

 

 

その他の鎮静成分

・オウゴンエキス

・甘草エキス

・クマザサエキス

・シソエキス

・ローズマリーエキス

 

 

《参考書籍》

日本スキンケア協会公式テキスト「しっかり学べるスキンケア教本」

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。

 

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