イランイラン
代表的な精油に一種です。熱帯に育つバンレイシ科の植物から抽出され、主な成分はリナロール、ゲラニオール、酢酸ベンジル、安息香酸メチルなどです。皮脂分泌のコントロール、肌の収れん効果、強い甘い香りをもつ特徴があります。イランイランの名前は「花の中の花」という意味です。
日常のストレス、イライラを落ち着かせ、性的開放感を高める香りとして、南国では「ジャスミン・サンダルウッド」とともに初夜の香りとして使用することも有名です。香水や化粧品、石鹸、ローション、シャンプーなどの香りづけにも広く使用されます。伝統的な医療やマッサージ療法でも利用され、その香りの癒し効果が評価されています。
また、イランイランには皮脂の分泌バランスを整える作用があるので、スキンケアにもオススメです。
さらに、頭皮への強壮効果によって刺激を与えるので毛髪のケアにも効果が期待できます。
南国では、ココナッツオイルにイランイランの精油を混ぜてヘアケアに使っています。
ただ、肌に適切に希釈されないまま使用すると、アレルギーや皮膚刺激の原因となることがあります。