乾燥肌
皮脂腺の働きが低下し、皮脂の分泌が少なく角質層の水分量が低下している状態の肌を言います。
皮膚表面がカサついて表面から角片が剥がれやすくなっており、ひどくなると粉をふいているような状態にもなることがあります。また角質層の水分が少ないため、洗顔をした後につっぱり感が出ることがあります。
女性や高齢者に乾燥肌が多いといわれますが、加齢、女性ホルモンの分泌の低下などが原因で皮脂分泌が少なくなるためです。乾燥した皮膚では肌を保護する皮脂膜が薄いため、外部からの刺激を受けやすく、かぶれや湿疹が起こりやすくなります。また肌の弾力性に欠けていることが多くみられます。
肌荒れがひどい時は皮膚表面を滑らかにする効果があるビタミンA(レチノール)、ビタミンEの配合されているものが良い。
刺激に対して弱くなっているので、洗顔時のゴシゴシと肌に摩擦を与えるような洗い方は避けましょう。β-カロテンの入っている食品を摂ることも有効です。