ミツロウ

天然成分ロウ類(ワックス)の一種です。ミツバチの巣を溶融させてロウを採取して精製したものです。
主にヨーロッパミツバチ、トウヨウミツバチから採取され、多少成分は違いますが、主成分はパルミチン酸メリシルなどです。
白色~薄黄色の固体で、口紅やクリームの原料になりますが、長期間使用する場合には、防腐剤などを使用しないと油っぽいにおいになり、分離することがあります。わずかに特異なにおいがあります。植物油に溶けますが、鉱物油には溶けません。
漂白処理したものをサラシミツロウと呼び、手作り化粧品の材料によく使用されます。アロマショップなどで販売されているものは、白いものを精製、薄黄色のものを未精製として販売し、古くから使用されていた原料です。

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