ニキビ

皮膚の毛穴が詰まって炎症を起こす皮膚疾患の一種です。思春期の男女に多く見られ、特に脂性肌の人によくできます。
思春期になると性腺の働きが活発になり、男性ホルモンを主とした性ホルモンの分泌が増えることが原因です。
しかし脂性肌のすべての人にニキビができるのではなく、毛包の角質が厚くなって毛孔を狭くすることで、皮脂が皮膚表面へ流れていくのを妨げ、結果的に毛包に皮脂が詰まってしまうことによりニキビが形成されていきます。
思春期にできるニキビは「若年性痤瘡」と呼ばれ、20歳を過ぎると自然に治ってくることが多くあります。しかし、年齢を重ねてもニキビができる人がいます。これを「成人性痤瘡」と呼んでいます。
ニキビの発症には第1期から第5期まで過程があり5期までになると皮膚が隆起して、しこりになるものと、陥没するものがあり、多くの場合は色素沈着を伴います。
ニキビケアの基本は肌を清潔に保つことです。ただし洗顔のしすぎは乾燥を招き、更にそれを修復するために皮脂分泌が過剰になることがあるので洗顔は朝・夜の1日2回で十分です。また、すすぎを丁寧にしっかりと行いましょう。

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