エラスチン

弾力性に富む線維で、顔面や頭皮に多く存在します。
エラスチンは、コラーゲンヒアルロン酸とともに真皮にある線維芽細胞によって生成されます。
表皮の内側にあり、肌の本体ともいわれる「真皮」の成分であることは知られていますが、ほかにも靭帯や血管、肺など伸縮性が必要な組織には欠かせない存在です。成長とともに量が増え、20代半ばごろにピークを迎えます。その後、コラーゲンと同じく減少に転じ、40代をすぎるとどんどん減り、赤ちゃんのころと変わらないほど少なくなってしまいます。減少をくい止めるには、組織を生成する線維芽細胞を活性酸素の害から守り、皮膚の新陳代謝を活発にする必要があります。
コラーゲンとエラスチンで作られた網の目の内部には、ヒアルロン酸などを成分とするゼリー状の物質が埋められています。この構造によって、肌はしっとりとしたツヤやうるおいをキープしています。肌のハリや弾力を保ち、シワたるみを防ぐには、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の3大要素が不可欠です。

用語集 一覧に戻る