シワ
シワは、表情筋の運動の繰り返しによって皮膚の表面に細かい溝ができたものです。
表皮や真皮の変性によって起こります。
皮膚が若い時は肌に弾力があるため、一時的にできたシワはすぐに戻りますが、
年齢とともに肌の老化が起こることで肌の弾力そのものも低下し、一時的にできたシワも戻りにくくなります。
皮膚の乾燥によって一時的にできるシワを「表皮性シワ」と呼び、乾燥が主な原因とされています。
表情筋の運動によって繰り返されてできたシワを「真皮性シワ」と呼び、小ジワと大ジワに大別されます。
小ジワは表情筋の方向と垂直に刻まれた細かいシワで、
大ジワは老化ジワとも呼び、口の周り、顔の輪郭にできる加齢によるたるみをともなったシワを指します。
これらのシワは真皮の構造的変化によって起こり、ハリを与えるコラーゲンの変性、肌の弾力を決めるエラスチンの変性、
コラーゲン、エラスチンを生産する線維芽細胞の働きの低下が原因となります。
これらの構造の変化に最も影響を与えるのは紫外線といわれています。
シワに効果的な化粧品成分は、レチノール・ビタミンC誘導体・AHA(アルファハイドロキシ酸)・甘草エキスなどがある。