スクワラン

天然由来の油分です。スクワレンとは人間の皮脂に約5%含まれるコレステロールの先駆物質(コレステロールになる前段階の物質)であり、オリーブ油や小麦胚芽油にも含まれています。また、アイザメや深海ザメの肝油から抽出されます。
皮脂に近い状態なので肌に馴染みやすい物質です。しかし、化学的に不安定(空気中の酸素で変化しやすい)で、特異臭もあります。そこで、スクワレンに水素を添加し加工すると安定し、更に無味・無臭で透明な油状の液体になります。
これをスクワランといい、幅広く使用されています。
スクワランは皮膚に対する浸透性が良く鉱物油系より油性感が少なく、乳化しやすいため、そのままマッサージオイルとしてエステサロンなどで利用されます。
その他、栄養または薬用クリーム乳液化粧水、口紅、ファンデーション、パウダー類など幅広く使用されています。

用語集 一覧に戻る