有棘層

基底層のすぐ上にある層で、有棘細胞で構成されています。細胞と細胞が(とげ)で結ばれているように見えるためこのように呼ばれ、5~10層からなる表皮の中で最も厚い層です。細胞間にはランゲルハンス細胞抗原提示細胞(こうげんていじさいぼう))という免疫に関与した細胞が存在し、細菌や花粉・ダニなどの異物(抗原)の侵入を体内に知らせる役割をもっています。
この層では細胞と細胞の隙間が目立つようになり、その間をリンパ液が流れ栄養の運搬の役目を果たしています。

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