メラノサイト

色素細胞のことを言います。表皮基底層に存在し、皮膚の面積1mm2あたり約1,000~2,000個のメラノサイトが分布しています。
メラニンはアミノ酸の一種であるチロシンという物質です。
チロシンにチロシナーゼという酸化酵素が働きかけ、5,6-ジヒドロキシ・インドールになり、それらが重合してメラニンが形成されます。表皮細胞のメラニンは有害な紫外線から細胞核を守る働きをしています。また、肌の色にも関与しています。
メラニンはユウメラニン(黒色)とフェオメラニン(黄色)の2種類あり、この割合によって皮膚の色が違います。
表皮細胞の代謝に伴って、メラニンは皮膚の表面に向かって押し上げられます。最終的にはアカとなって剥がれ落ちます。
表皮細胞に取り入れられなかったメラニンは真皮内に落ち、血管やリンパを経由して体外に排泄されます。

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